看護学部看護学科3年生の「小児看護学方法演習」(小児看護学領域)で技術演習を行いました。
小児看護では、子どもの成長発達に応じた安心、安全な看護技術が求められます。
小児看護特有の技術に関する知識・技術を学ぶ「小児看護学方法演習」の授業では、講義と演習を織り交ぜながら学んでいきます。
特に、演習では、小さな子どもと接する機会が少ない学生たちが子どもをイメージしやすいように、事前にWeb教材で動画視聴し、実習室では学生全員が体験できるように工夫しています。
学生は、保育園実習および病院実習それぞれにふさわしい服装にエプロンを着用して演習します。エプロンは学生自身が選び、手作りの名札をつけました。実習室では、安全の技術やモデル人形や高機能シミュレーターを用いて沐浴(もくよく)、検温、点滴などを実施しました。いざやってみると、思っていたようにはいかずに戸惑う学生たちでしたが、積極的に実施し、多くの気づきから学びを得ていました。
また、今回の演習には4年生が授業アシスタントとして参加してくれました。入学時からコロナ禍の中で過ごした4年生でしたが、自身の実習における経験や工夫したことなどを後輩に伝える姿はとても頼もしく感じました。授業を通して先輩と後輩が交流し、お互いに学び合う場となりました。
3年生は、本授業を経て臨地実習に臨みます。
点滴の技術
学生より「実際に針を刺してみると、子どもが泣いたり、暴れたりする気持ちがわかった」
救命蘇生の技術
質のよい胸部圧迫ができたかアプリを使って学生自身でチェック
検温の技術
病室に見立てた空間で緊張しながら挑戦!
授業アシスタントをする4年生(左)