看護学部看護学科3年次には、6月から12月まで約半年間にわたり、成人、老年、地域・在宅、母性、小児、精神の各領域別で臨地実習を行ないます。今回は「老年看護学実習」での学生の学びを紹介します。
「老年看護学実習」では病院実習に加え、介護保険施設や、福祉用具総合展示館の介護すまいる館、国立ハンセン病資料館で実習を行います。
さらに、看護だけではなく他職種の専門性や役割の相互理解を深めるために、人間学部人間福祉学科の学生との合同授業・演習も行います。 このようにさまざまな場で実習することにより、心身の加齢変化や疾患・障がいを抱えながら地域で暮らす高齢者を多角的に理解することにつながります。また、看護師の役割や多職種との連携、社会資源の活用について具体的に学ぶことができます。
人間福祉学科との合同授業では、学生とVRを用いた移動技術場面の体験や、学習内容のディスカッションを通して、高齢者の生活を支える福祉・介護職の視点や役割、看護職の視点との共通性や相違性、協働する上での工夫や課題について学びました。
「老年看護学実習」最終日は、病院や介護保険施設で行われている看護の実際と多職種連携における看護師の役割などについて、各グループが実習先で学んできたことを発表し、学びを共有しました。
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人間福祉学科との合同授業 -
VRを用いた移動技術場面の体験 -
VRゴーグルを装着