社会学部

地域社会学科

Department of Community Studies 新宿キャンパス

学科からのお知らせ

  • 地域社会学科
  • 学科からのお知らせ
  • 新宿
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ

地域社会学科主催「第14回地域フォーラム」が開催されました

  • 間隔を空けて着席した会場の様子

1月22日(日)、社会学部地域社会学科 地域・ひとづくりコース主催による「第14回地域フォーラム」が開催されました。

テーマは『震災復興と地域社会―東日本大震災から未来につなぐもの―』。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で東日本大震災10年を振り返る企画が中止となりました。今回は感染対策を徹底しつつ、在学生、入学予定の高校生ら90名程の参加者を集めて、無事終えることができました。

第14回地域フォーラムでは、福島県いわき市を中心に、市役所の職員、照明デザイナー、中学校の元校長と、それぞれの立場で支援活動を実践されたゲストを講師として招いて、以下のタイトルで報告をしていただきました。そのあと、報告をふまえた公開シンポジウムを行いました。

第14回地域フォーラム(開催日:2022年1月22日)
社会学部地域社会学科 地域・ひとづくりコース主催
『震災復興と地域社会―東日本大震災から未来につなぐもの―』
  • 「自衛隊とともに 震災時対応とその後の支援」
     いわき市危機管理部災害対策課地域防災係長
     柳澤潤氏
  • 「縦割りをなくす 行政と連携するまちづくり」
     東京都市大学工学部客員教授
     ぼんぼり光環境計画代表 角舘政英氏 
  • 「震災から10年、人は何を学んだのだろう」
     目白大学社会学部 地域社会学科特任専任講師
     澤井史郎氏

そこで出てきたキーワードは「人と人とのつながり」「臨機応変の柔軟な対応」という現場ならではの対応策でした。物資の支援、インフラ整備など、形のあるものの整備や復興は進むものの、震災直後から避難所での暮らしとそこでの支援に必要なものは、実は「人のぬくもり」であり、「声がけ」であり、地域社会や住民と「一緒に動く」ことだと知ることができました。

普通の生活ではない状況で、不平不満が生じないわけはない。その不満を聴きながら、改善のための工夫や知恵を出し合い、主体的な取り組みへと変える。その原動力が地域の子どもであり、大学生などのボランティアであるという。中学生らが率先して避難所のお年寄りや困っている人のそばで話を聞き、要望に応える姿は、人として当たり前のことをすることなのかもしれません。

しかし、その時間が尊い経験と学びの機会を得たともいえます。支援や復興に関わった子どもたちの中から、支援活動をする団体を自ら築いて積極的に活動を広げる子どもたちや、さらには人のために黙々と働く姿を間近に見た子どもが大人になって自衛隊に入隊することを知りました。
私たちはこの未曾有の大震災から、人を救うのはお金やモノばかりでなく、人が人を救うということに改めて気づかされたフォーラムでした。

  • 左:鈴木章生学科長(司会) 
    右:澤井特任専任講師
  • 左:角舘氏 右:柳澤氏
  • 避難所で使われた箸です!

11 住み続けられるまちづくりを 17 パートナーシップで目標を達成しよう SDGs

「目白大学・目白大学短期大学部×SDGs」サイト