社会学部地域社会学科<地域・ひとづくりコース>山口晋准教授の特集記事が『地理』12月号に掲載されました。
今号の『地理』は特集「お酒と地理」と題して、『地理』編集部と山口准教授とのかねてからの打ち合わせにより座談会が実現しました。
目白大学新宿キャンパスから近い新宿区中井にある創業60年の居酒屋「錦山」が座談会の舞台で、都市の文化社会地理学を専門とする山口准教授を筆頭に、自然地理学者で富山大学名誉教授の田上善夫氏、歴史地理学者で法政大学教授の湯澤規子氏らとともに、これまでの地理学では必ずしも語られなかった「お酒と地理」に関するユニークな対談が繰り広げられました。
さらに名古屋大学准教授の伊賀聖屋氏の日本酒蔵元と酒米農家との関係に関する論説もあり、地理学のみならず、隣接学問分野を横断する大変豊かな特集になっています。
座談会ではお酒の呑み方、呑む場所(酒場や家)、酒造、食べもの、自然や地域との関係のほか,それに哲学や現代思想がかかわり、多面的で奥深い地理学のおもしろさが語られています。
分野をつなぎ、場所をつなぐ「お酒」をめぐる地理学のフロンティアについて、ぜひご一読ください。
『地理』12月号 (特集:お酒と地理)
発 行:古今書院
出版年月:2023年11月