社会学部

地域社会学科

Department of Community Studies 新宿キャンパス

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地域社会学科の飛田ゼミが「SDGsアクションフォーラム2021」を企画開催しました

  • 飛田教授の講演
  • 川越氏の講演

12月4日(土)、目白大学新宿キャンパス8号館(百年館)にて、社会学部地域社会学科飛田ゼミ主催「SDGsアクションフォーラム2021~新宿区『食品ロス削減協力店登録制度』の認知度アップに向けたアクションプロジェクト~」が開催されました。

フォーラムでは、はじめに飛田満教授より主催者あいさつを兼ねて「SDGs・食品ロス・新宿区」と題するミニレクチャーがあり、つづいて飛田ゼミの学生たち8名より「新宿区『食品ロス削減協力店登録制度』についての紹介と認知度アップに向けたPR戦略提案」と題して、プロジェクトの趣旨説明、本登録制度の概要説明、登録協力店の傾向分析、さらに広報チラシ、卓上型や名刺型のポップ、およびインスタグラムによるPR戦略について発表と提案が行われました。

つぎに、株式会社コークッキング代表取締役CEOの川越一磨氏より「フードシェアリングサービスTABETEのご紹介とサステナビリティ経営について」と題してご講演いただきました。食べ物の価値や食べることの意味、食品ロスの現状やフードビジネスを通した社会貢献、そしてサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)について、深くて楽しいお話を聞くことができました。

株式会社コークッキングが運営するTABETEは、飲食店や中食店で廃棄の危機にある食事をユーザーが手軽にレスキューできる国内最大級のフードシェアリングサービスです。登録ユーザー48万人、登録店舗1,900店舗以上(2021年)を記録し、環境大臣賞優秀賞等多くの賞を受けています。 TABETEは連携自治体も15都市以上を数え、新宿区も2020年10月に連携協定を締結し、食品ロス削減協力店登録制度を発足させましたが、これが残念なことにあまり知られていません。

そこでゼミでは、この協力店登録制度の認知度アップのためのアイデアを出し合い、区民に向けて発信するための戦略を提案しようということになりました。 フォーラムではさらに、以上の発表と講演を受けて参加者との間で質疑応答が行われ、特に川越氏には、たくさんの質問に答えていただき、規格外野菜の問題から流通・市場システムの問題、食育や食文化に関する問題に至るまで幅広く説明していただき大変勉強になりました。

最後に、落合第二地区協議会の国井幸子会長より閉会のごあいさつがあり、フォーラムへのコメントとさらなる地域連携への期待が語られました。本フォーラムは地元・落合第二地区協議会共催のもと、新宿区、一般社団法人新宿ユネスコ協会、ESD活動支援センターおよび関東地方ESD 活動支援センターから後援をいただき、特に新宿区環境清掃部ごみ減量リサイクル課からご教示とご支援をたまわり、新型コロナウイルスの感染予防に努めながら対面形式による市民向け勉強会として開催したものです。
本フォーラムでテーマとして取り上げた「食品ロス」はSDGsの中のゴール12「つくる責任、つかう責任」に関係します。飛田ゼミでは最近の活動として「SDGsの視点から地域社会の未来を創造する」をコンセプトに、「地域との連携」と「世代間の交流」をモットーに、持続可能な地域づくりの担い手となる人材育成(地域づくりとひとづくり)をめざすプロジェクト型のアクティブラーニングをゼミのポリシーとしています。

<学生発表の様子>


12 つくる責任 つかう責任 SDGs

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