7月9日(土)、社会学部地域社会学科 鈴木章生ゼミが、目白大学新宿キャンパスの最寄り駅の1つである西武新宿線・都営大江戸線「中井駅」周辺の商店街や地域の方々と、商店街活性化プランについて意見交換しました。
「地域社会学応用演習」は、2年生を対象にした少人数ゼミです。2022年度は感染症の対策を講じながら対面でゼミを展開し、現地調査も実施しました。地域・ひとづくりコースの鈴木ゼミでは「交流空間」「祝祭空間」を探る共通テーマをもとに、「商店街」を対象にして取り組んで来ました。
都内でも知名度の高い「巣鴨通り商店街」の観察調査を行い、高岩寺のとげ抜き地蔵を中心に展開する商店街通りの特徴を把握しました。さらに中井の商店街と何が違うのか比較調査を試み、違いとともに課題などを検証しました。
学生らは、2月の「染の小道」イベントに加え、恒常的に来街者を呼ぶイベント企画の必要性を指摘。西武新宿線と都営大江戸線の2つの中井駅間を往来する人をいかに滞留させるかなどの課題を念頭に、さまざまなアイデアを発表しました。
写真は、7月9日(土)、中井・上落合の町会長、商店会の会長を本学にお招きして、学生の商店街活性化プランの発表風景です。参加した地域の方々からは「刺激をもらった」「今からでもやってみたい」「ぜひ今度は町会や商店会の会合で発表してほしい」「現実的には許可取りや規則があってむずかしいものもある」「地域と大学がこれからも定期的に意見交換をしたい」など建設的なご意見をいただき、学生たちもさらに意見を述べるなどして充実した2時間を過ごしました。
地域社会学科 地域・ひとづくりコースの鈴木ゼミでは、文化資源や歴史資源を活用しながら、地域の発展を推進し、地域と若者をつなぐ「ひとづくり」をこれからも目指していきます。