7月26日(火)、地域社会学科「地域・ひとづくりコース」2年生の「専門とキャリアA」の時間に「臨地研修」の説明会を開催しました。「専門とキャリアA」は、本学のキャリアデザインの必修科目であり、コースでも4月から自分のキャリアデザインを考える素材を数多く提供してきました。
「臨地研修」もその1つで、学生自身と社会とのつながりを真剣に考える機会になるようにと、自治体、地域住民、NPO法人などと、コースの教員が連携して企画・提示するイベントやプログラムを紹介しました。この「臨地研修」は、学生自らがフィールド調査をしたり、ボランティア体験をしたり、社会貢献活動に参加したりなどして、レポートを提出することで単位を認定する科目です。
本学は新宿区と包括連携協定を結んでいることから、「新宿区における地域貢献と社会連携」という大きなテーマをコースの共通テーマとして掲げ、学生の力を新宿の発展に生かしたいという願いを込めて、プログラムを紹介しました。
以下にそのプログラム例(概要)を抜粋します。
「新宿区における地域貢献と社会連携」プログラム例(抜粋)
- 落合・中井の人びととの交流促進・課題解決、商店街の活性化、染の小道イベントの支援といった地元密着のプログラム
- 一般社団法人新宿ユネスコ協会と連携しながらさまざまなイベントに参加
- 新宿区サッカー協会代表チームのクリアソン新宿とともに行う社会連携活動
- アニメや漫画の聖地が多くある新宿区内の文化的資源の発掘・情報発信
- とうがらしや禅寺丸柿などの食文化の普及促進
- 大型商業施設の経営実態やSDGsの取り組みを調査するプログラム など
また、地方都市における地域文化資源の活用、在留外国人との多文化共生を調べる中で、新宿区との比較分析を試みる内容も紹介しました。
地域社会学科「地域・ひとづくりコース」では、教室での座学だけでは得られないこれらの現場体験や現地調査を学生がさまざまな場面で実践することで、自分と社会との接点を見いだし、卒業して社会人になって「地域人」として活躍するその第一歩を応援していきます。