5月9日(金)、社会学部地域社会学科<地域・ひとづくりコース>で、2022年度「臨地研修」成果報告会を開催しました。
「臨地研修」とは、学生自らがフィールド調査をしたり、ボランティア体験をしたり、社会貢献活動に参加したりなどして、合計60時間以上の学外研修を積み、最終報告書を提出することで単位が認定される科目です。
加えて<地域・ひとづくりコース>の臨地研修は、目白大学が新宿区と包括連携協定を結んでいることから「新宿区における地域貢献と社会連携」という大きな共通テーマを掲げ、そのテーマの下で、新宿区と直接関わる12個のプログラム(コアプログラム)と新宿区との比較対象として他地域を扱う18個のプログラム(サブプログラム)、さらに追加プログラムや自主企画プログラムも含めて30を超える多種多彩なプログラムがコース教員6名から提案されました。
昨年7月の「臨地研修」説明会から年度末まで長期にわたって、ほぼすべての学生が研修を行ってきましたが、以下の5名の学生から力作ぞろいの最終報告書が提出され、その成果を報告してもらう運びになりました。
2022年度「臨地研修」成果報告会:発表内容
- 庄司悠馬君
「新宿区における地域貢献と社会連携~中井の商店街の潜在的強みから始まるまちづくり~」 - 武宮優太君
「新宿区における地域貢献と社会連携~社会哲学研究と関連させた社会調査の可能性~」 - 宮岡伸之介君
「新宿区における地域貢献と社会連携~帯広市と新宿ゴールデン街から学ぶ、新宿区の活性化~」 - 吉野佑哉君
「新宿区における地域貢献と社会連携~地方からみる空間の変化~」 - 渡部優希君
「新宿区における地域貢献と社会連携~異なる人々が一体になる、「輪」をつくれ~」
この報告会は2年生の「臨地研修」履修準備のため必修科目「専門とキャリアA」の時間を使って行われました。2年生は先輩の成果報告を聞く貴重な機会となるとともに、実際多くの刺激とヒントを得た様子で、以下のような感想も聞かれました。
- 発表を聞いて、どの先輩にもフィールドワークを行う前の課題設定とフィールドワークの目的がしっかり決まっていた点と、フィールドワークを通して多角的な視点から問題を見つけるという考え方が印象的だった。
- 活動報告を聞き、些細なことに疑問を持つことが大切であると感じた。イベントやボランティアに参加するのは少し勇気がいるかもしれないが、最初の一歩を踏み出すことで積極的に行動する力が身につくと思った。
- 先輩方の発表を聞いて、臨地研修を行う上で重要なことは、実際にボランティアやフィールドワークを行って、その取り組みから自分自身でどのように考え、意見やアイデアを出し、今後に活かすかであると学んだ。
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庄司君の発表 -
武宮君の発表 -
宮岡君の発表 -
吉野君の発表 -
渡部君の発表