社会学部地域社会学科<地域・ひとづくりコース>の学生たちが、8月7日(水)~9日(金)の3日間と、8月14日(水)・15日(木)の2日間(3日目は台風のため中止)の2組に分かれて、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進する区民の活動拠点となっている「新宿リサイクル活動センター」*にて、就業体験型臨地研修に参加しました。
*指定管理者:公益財団法人新宿区勤労者・仕事支援センター
本研修は地域社会学科・飛田満教授の臨地研修プログラムの1つとして企画され、<地域・ひとづくりコース>の有志学生6名(2年生)が参加しました。
学生たちはセンターの業務内容、リサイクルショップ(「もいちど倶楽部」)の店舗実習、出展物チェックと入力、棚卸と仕分け作業、3Rに関する環境学習、リサイクル工作など、センターのスタッフの指導のもとに、環境問題の解決に向けた市民の活動や地域社会の取り組みを現場での就業型研修を通じて体験的に学ぶことができました。
学生たちの感想の一部を紹介します。
学生たちの声
・新宿リサイクル活動センターの「もいちど倶楽部」では、不要になったものを欲しい人につなげる活動をされていました。この取り組みが行われることで、ごみをなるべく出さない社会につなげていくことができるし、身近にリユースするという環境が設けられていることで、区民にリユース商品を出品する、または購入するといった意識づけが得られやすいのではないかと思いました。
・分別回収に基づく資源化率の向上やリユースを促進する取り組みが地域レベルで行われている現場を体験し、環境問題は身近な地域や団体など小さな単位の行動が解決につながっていくということを実感しました。またこうした意識を広めることが、今後資源がさらに減少すると推測される時代を生きる次の世代のために求められていることを学びました。
・新宿リサイクル活動センターは、3Rに関する活動と教育やリユースショップを通して、資源を循環させ大切にすることの重要さを伝えていました。加えてリユースショップを訪れる常連の利用者にとってはコミュニケーションの場ともなっていました。ここでは資源を循環させるという本来の役割とともに、コミュニケーションの場としても相乗効果をもたらしていることを学びました。
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リサイクル工作 -
検品作業 -
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