社会学部地域社会学科<観光・まちづくりコース>では、現場と学びの接続を意識し、さまざまな形で観光・まちづくりの「現場」を体感する授業を展開しています。その中で、2年生が対象となる「地域社会学基礎演習Ⅰ・Ⅱ」では教員の専門性を生かしながら、学内外での学びを深めています。
今回は、そういった学びの1つとして、高久聡司ゼミ・大西律子ゼミの2年生は、11月16日(土)にさいたま市岩槻区での地域実習を行いました。
岩槻区でまちづくり活動に長く携わってきた須藤順子氏の協力を得て、今回の実習実施に至りました。学生たちは事前準備として岩槻の地域特性、イベント等のリサーチ、学外で社会人と接するにあたっての目標設定を行い、当日を迎えました。
実習当日は、緊張の色が見られた学生たちも学生同士でまちを歩き、語らう中で、現場でしか感じることができない経験を積めたようです。
なかでも、Nook&Park(空き家のリノベーションをしてオープンした子育て世代の居場所づくり拠点)を運営する内野巧也氏から直接、この事業に取り組んだ経緯や目的を聞くことで、大学での学びとの接続を実感するとともに、同氏より「チャレンジ精神を持った若者でいてもらいたい」というメッセージを受け取り、目を輝かせていたことが印象的でした。
学生からは、
- 地域の現場に出て、まちを歩いたり、まちづくりに携わる人の話を聞くことで大学での学びの振り返り、今後の学びの意欲が高まった。
- 須藤さんや内野さんのようなカッコいい大人になりたいという目標が見つかった。
- 大学の中でコミュニケーション力を高めることを意識していたが、地域の現場で発揮するのは難しかったので、今後の自身の課題として成長していきたい。
最後になりますが、この地域実習にご協力いただいた須藤氏、内野氏に改めてお礼申し上げます。
なお、本実習は社会学部アクティブラーニングプロジェクトの一環で行われたものです。
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ベンチを机にちょっと打ち合わせ -
岩槻のまちなかをフィールドワーク -
内野氏のお話しを熱心にメモをとる学生