社会学部社会情報学科の廣重・土屋・星合同ゼミでは、地域研究と健康教育のそれぞれの専門性を生かし、コロナ禍でできる地域貢献活動を4月から検討してきました。
2020年から続くコロナ禍による活動制限はあったものの、学生たちはゼミに配属された2021年4月から戸山地区に何度も伺い、その中でコロナ禍の影響により日常生活に支障をきたしている高齢者の方々のために、フレイル予防ができる冊子の作製を行いました。
内容は、フレイルを予防するための栄養・運動に関する資料や、高齢者の方々でも無理なく材料が揃えられるような手軽なレシピ、具材を追加することでタンパク質が摂取できるようなレシピをメニュー構成としました。冊子の最後のページには、一人でできる体操等を盛り込みました。
なお冊子についているアンケートの二次元コードには、昔を懐かしんでもらえるよう、昔の食や家電の歴史の年表が閲覧できます。
完成した冊子は、12月より戸山シニア活動館等をはじめとする公共の施設や、地域のスーパー、駅構内、地域活動に取り組む諸団体にも配布及び配架させていただいております。
今後も引き続き、ゼミ活動でこのような地域貢献活動を行っていきたいと思います。
フレイルは、高齢期に病気や老化などによる影響を受けて、心身の活力(筋力や認知機能など)を含む生活機能が低下し、 将来要介護状態となる危険性が高い状態です。(東京都福祉保健局Webサイト)
<冊子の内容の一部をご紹介>
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フレイル予防の冊子(表紙) -
フレイルを予防するための食事のコツ -
一人でできる体操 -
DHAとEPAで認知機能UP!「鯖ハンバーグ」のレシピ