1月10日(火)と1月17日(火)、社会学部社会情報学科4年生による「卒業研究発表会」が開催されました。
社会情報学科は毎年、4年間の学修の成果を教員や下級生たちに披露する発表会を開催しています。学科内では各分野に専門の教員※がおり、各ゼミナールに所属する4年生の卒業論文も多彩な研究テーマとなっています。今年度は3年ぶりの対面による開催となり、4つの会場(教室)に分かれて発表会が行われました。
また、社会情報学科には聴覚障がいがある学生が所属しており、発表会では「手話通訳」をつけず、自力でGoogleの音声文字変換ツールを駆使してプレゼンテーションと質疑応答を実施するという、過去に前例のない新たな挑戦も行われました。
今回、この挑戦をした野田佳奈子さん(4年生)は、4月からパナソニックに就職予定で、「この発表会が大学生活の集大成だと考えていました。入社後も手話通訳なしでプレゼンテーションを行う機会があるかもしれません。今回の発表会を無事に終えて、改めて挑戦する気持ちが大切だと感じました」と語ってくれました。
プレゼンテーションのあと、各会場では先生方や聴講している下級生たちから質問が出るなど、活気に満ちあふれた発表会となりました。
※社会情報学科のカリキュラムには「社会心理・コミュニケーション」「生活創造」「マーケティング・ブランド」「社会デザイン」の4つユニット(科目群)がありますが、それぞれの分野に専門の教員が複数名います。