社会学部社会情報学科「社会情報学方法演習1」の履修者32名が、人生について聞き取るインタビュー調査を行い、その成果を報告書にまとめました。
報告書には、さまざまな地域、年齢の方々の生活史(自身の人生についての貴重な語り)が収められています。
「生活調査演習/社会情報学方法演習1」は、フィールドワークやインタビューといった質的調査について、実習をしながら学ぶ授業です。
特にインタビュー調査については、調査倫理、調査の目的と意義、調査依頼の仕方、当日の流れ、調査後の書き起こしの作成法について、井口尚樹専任講師の指導を受けたあと、学生同士での模擬インタビューを行い準備しました。
調査の目的と意義についての回では、本報告書のモデルともなっている、岸正彦編『東京の生活史』(2021年、岩波書店)の読み比べとグループでの討論を行いました。
これらの準備を経て、学生自ら話を聞きたい相手に依頼をし、ご快諾いただいた方に、それぞれインタビューを実施しました。
お忙しい中、学生のインタビューにご協力いただいた、調査対象者の方々に、厚く御礼申し上げます。
『32人の生活史』
<インタビュータイトル一覧(抜粋)>
- 今が輝くような考え方してたほうがいい未来になりそうでしょう。
- 美容師から現在
- 経理士の意外な子供の頃
- 来た波にのると良い方向へ
- 転勤族の娘~異国の地イランでの生活~
- やんちゃ坊主が大人になる
- 百姓の営業
- 理系大学院生の感じてきたこと
- ピアノは親友のような関係
- 川とは違う、海は広かった