ファッション業界の最前線で活躍されている実務家をお招きし、マーケティングやブランドの事業戦略をお話しいただく社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」。
6月13日は株式会社SHIBUYA109エンタテイメントの丸山康太氏(運営事業部 店舗運営部長 SHIBUYA109総支配人)にお越しいただき、同社の事業・マーケティング戦略についてお話しいただきました。
同社は「Making You SHINE!-新しい世代の"今"を輝かせ、夢や願いを叶える-」を企業理念としており、109路上LIVEやSHIBUYA109ガールズフットサルカップなど、さまざまなプロジェクトを行っています。そして"若者ソリューションカンパニー"を目指すというビジネスモデルを掲げて若者向けのポップアップスペースを設け、「"未だ"世に出ていないものを"今"発信」するためのフードブランド開発事業などを積極的に行っています。さらに、新しい世代・若者に特化したマーケティングチーム(SHUBUYA109 lab.)を創設し、毎週若者の動向について調査・発信しています。
今回の講演では、同社の歴史や事業戦略だけではなく、大変ユニークな形式で実施いただきました。丸山氏からは事前に「自分がSHIBUYA109総支配人になって改革するなら何をしますか?」というテーマの課題が出され、受講生からは実際にSHIBUYA109へと訪問した上で「若者」の視点から様々な意見が出されました。
その内容をもとに、当日は総支配人である丸山氏にコメントいただきました。これにより受講生は、若者の視点が重要であることを実感するとともに、自分が経営者になったつもりで経営の難しさを実体験する貴重な機会となりました。
(社会情報学科3年 佐藤陽和)
<受講生の感想・コメント>
- 今回、SHIBUYA109の方が来てくださることをずっと楽しみにしていました。「新しい世代の"今"を輝かせ、夢や願いを叶える」という言葉は本当にその通りだと思います。
- SHIBUYA109は中学生の時、私にとっての憧れの場所でした。そんな中高生にとっての憧れの場所を維持していきたいと考えていることを知って、SHIBUYA109のコンセプトを改めて理解できたように思います。
- 渋谷の街単位で集客をしているというお話の内容が印象的でした。
- SNSリサーチのためのチーム(SHIBUYA109 lab.)があり、講義が終わったあとに調べた。まさに若い女の子向けの内容がずっしり詰まっていて、お金にはならないかもしれないが、決して無駄ではないと思えた。