社会情報学科の「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品業界の実務家をお招きし実務におけるブランド戦略についてお話しいただく講義型の授業です。
10月27日(木)の授業は、カゴメ株式会社 健康直送事業部の松村國臣氏をお招きし、「カゴメと通販事業」をテーマに解説いただきました。
現在カゴメの通販事業は、販売比率10%にも満たない事業ですが、近年市場が伸長している状況や、店頭販売と異なり最後まで顧客とつながり続けることができる重要な事業であることを解説いただきました。
当日は通販専売商品である「つぶより野菜」が配付され、試飲しながらの聴講となりました。この商品は1日分の野菜350g分を使用していることや、野菜感を実感してもらうために"あらしぼり"に仕上げていることなど、商品企画の裏側についても詳しく知ることができました。
学生からは以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
- 通販は店舗販売と違ってお客さまのことをよく知ることができ、直接コミュニケーションをとることができる事業だと学んだ。
- 通常の店頭販売と比べて、配送や代金回収などやらなければならないことがたくさんあるのだが、それを差し引いても顧客と直接つながることに価値があると思った。
- 通販といえば高齢者が電話で注文するイメージだったが、今回仕組みを知ることで商品を売るための多くの工夫があることに気づくことができた。
- 広告や段ボールにもこだわっており、通販ならではのマーケティング手法を学ぶことができた。
- 広告によって消費者の反応が異なることが分かった。デザインや表現方法にこだわり、時間をかけて創っているところがすごいと思った。