社会学部

社会情報学科

Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」授業レポート "リポビタンDの成功要因"

社会情報学科の「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品・製薬業界の実務家をお招きし、実務におけるブランド戦略についてお話しいただく講義型の授業です。
12月15日(木)の授業は、大正製薬株式会社 マーケティング本部 メディア推進部 西田朋子氏をお招きし「リポビタンDの成功要因」というテーマでご講演いただきました。

「リポビタンD」は、大正製薬が1940年代から研究を続けてきたタウリンを主成分とするアンプル剤を、一般顧客に飲みやすく提供したいという思いから開発されました。
当時、前身となる医薬品がありましたが、飲みやすさを重視して味付けをパイン風味にし、冷やして飲むように推奨するなど、さまざまな工夫を行いました。他にも、店頭への情報提供と販売提案を行うために卸売りを通さない直販制度を築いたり、店頭での推奨販売を促進する冷蔵ストッカーを提供するなど、さまざまな活動も行ってきました。近年では、若年層をターゲットにした人気アニメとのコラボ商品パッケージを開発したり、SNSによる情報発信を続けている施策をご説明いただきました。

授業内で初めてリポビタンDを飲んだことで、ドリンク剤のイメージが変わったという学生が多くみられました。

学生からは以下のような感想が寄せられました。

<学生の声>

  • ドリンク剤が、国から認められた有効成分を配合していることを知った。今まで自分が思っていたドリンク剤のイメージが変わった。
  • 本日の講義を聴き、高齢者の飲み物というイメージが崩れ、若い世代にも必要なものであると感じた。
  • リポビタンDは最初エナジードリンクだと思っていたが、実は清涼飲料水ではなく指定医薬部外品であることが分かった。
  • 今回初めて飲んだがパイナップルをベースとしたミックスフルーツ風味で飲みやすく感じた。100mlを1本飲むには少し苦いかなとも思ったが、この1本で疲れに効くなら飲む価値は大いにあると思った。
  • コラボ商品パッケージ開発などのトレンドも取り入れながらブランドコンセプトを見失わないところが、ロングセラーの所以であると思った。