社会学部

社会情報学科

Department of Social Information 新宿キャンパス

授業レポート

  • 社会情報学科
  • 授業レポート
  • 新宿
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ

社会情報学科「ファッションブランド・ケーススタディ」授業レポート "ナイガイのユニバーサルデザインと新たな挑戦"

社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、ファッション・美容業界などで活躍されている実務家をお招きし、マーケティングやブランドの事業戦略をお話しいただく講演型の授業です。

5月29日(月)は株式会社ナイガイ(技術開発部開発課)の森一章氏にお越しいただき、同社の事業と新たな取り組みについて、ご講演いただきました。
同社では1920年に創業100年を迎え、さまざまな挑戦を行っています。その代表的な商品が「フェムテック(※1)」や「ユニバーサルデザイン(※2)」に特化した商品です。
女性の中には冷え性などに悩む人が多く、高齢者や手足に不自由がある方などが履きやすい「みんなのくつした(※3)」を開発するなど、社会的課題の解決を目的とした商品を販売しています。

森氏はこれまで靴下の開発に長年携わっており、講演では受講生に「あなたが靴下の開発担当者だったら、どのような靴下を開発しますか?」というテーマでワークが実施されました。プロの開発担当者から商品開発について直接コメントをいただくという貴重な機会を得るとともに、これまで靴下についてほとんど考えたことがない受講生たちは、森氏のお話に聞き入っていました。

  • ※1 フェムテック:Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語。女性がかかえる健康の課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスのこと。
  • ※2 ユニバーサルデザイン:誰もが利用しやすく、暮らしやすい社会となるように製品やサービスなどを提供していこうとする考え方のこと。
  • ※3 「みんなのくつした」(ナイガイWebサイト)

<受講生の感想>

  • 今回の講演では受講している自分も一緒に考える機会があり、商品開発の疑似体験ができた。
  • 靴下の開発はもちろん、SDGsの視点から靴下について考えたことがなかったので、すべての話が新鮮だった。
  • 靴下だけではなく、足の骨格・形、歩き方、さまざまな悩みに着目し、消費者に寄り添った商品開発をしていることを知った。
  • 商品開発の際、ターゲットとなる消費者と実際に会って話を聞くことはマーケティングにおいて重要なことだと実感した。
  • ナイガイさんは顧客の声に耳を傾けることに力を入れており、靴下というモノを売るというよりもサービスを売っているのだと感じた。