社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、ファッション・美容業界などで活躍されている実務家をお招きし、マーケティングやブランドの事業戦略をお話しいただく講演型の授業です。
6月5日(月)は株式会社ビームスホールディングス(人事部)の吉野亮氏にお越しいただき、50年近くも続く同社の歴史と事業戦略について、ご講演いただきました。
「ビームス」といえばファッションというイメージがありますが、実は雑貨、音楽、アートなど30を超えるブランドを取り扱っています。
講演ではスタッフの個性を生かしたビームスらしい接客や、東日本大震災の被災地復興のためにスタッフ一丸となって568人のスタッフが「けん玉の先端に刺す(とめけん)」(※1)のギネス世界記録を達成したエピソード、アップサイクル(※2)やフェアトレード(※3)の事業など、同社のさまざまな事業についてお話しいただきました。
また、吉野氏からは「他人の個性を認める」ことの大切さについてお話がありました。講演の中では受講生がワークをやりながら、同社の事業について考える時間もあり、ビームスという会社の奥深さを学ぶ貴重な機会となりました。
<受講生の感想>
- アパレル業界は従業員のノルマがあるのかと思っていたが、BEAMSはノルマがなく、何よりも「人」を大切にしていると感じた。
- BEAMSは私が思っている以上に(NetflixやNASA、地方自治体などとの)コラボが多いことに驚かされた。
- 吉野さんのお話の中で「好きに勝るものはない」という言葉が心に響いた。
- 特に印象に残ったのが吉野さんの表情だった。とても楽しそうにお話されていたので、BEAMSが大好きで仕事をされているのだと感じた。
- 今までは「外から見たBEAMS」しか知らなかったが、今回の講演で「内側」から知ることができた。