8月5日(土)に開催された福島県新地町の夏祭り「遊海(ゆかい)しんち」で、社会学部社会情報学科・土屋依子ゼミのゼミ生11名が、ボランティア活動を行いました。
「新地アーバンデザインセンター(UDCしんち)」のブース内で輪投げやストラックアウトのゲームコーナーを運営したほか、まちづくり活動の一環として、新地町の魅力(食・自然・イベント)や買い物の利便性に関する聞き取り調査を行いました。
猛暑の中でしたが、学生たちは絶えず明るく声がけし、多くの子どもたちを楽しませていました。「若者が少ない町なのでお祭りに活気がでました」などたくさん感謝の言葉もいただき、大活躍でした。
これから4年生3名は、会場で集めた声を卒論にまとめ、新地町への観光振興策の提案につなげていきます。
<参加学生のコメント>
- 4年生は、新地町の魅力を知るために、地域の方や遊海しんちを訪れた方を対象に聞き取り調査を行った。実際に現地に赴き交流することで、学内では知りえなかった魅力や知見が得られた。また、炎天下の中アンケート調査にご協力いただき、いっそう地域の方の温かさに触れることができた。今回得た知見を新地町の振興に役立てるよう、今後の研究につなげていきたい。
(4年 内山龍也) - グループ研究で買い物困難問題を選んだ理由は、新地町にはスーパーマーケットや商店街がほとんど無く、町民の方々はどのように生活をしているのかが気になったからである。そこで、今回、町民の方を対象に食料品の買い物場所について聞き取り調査を実施した。聞き取り調査では、「どのように質問すれば答えてもらいやすいか」を意識して取り組んだ。今回の活動では、社会調査の基礎と地方がかかえる社会問題について多くを学ぶことができた。今後も新地町について学んでいけたらうれしく思う。
(3年 蜂谷英之) - ゲームコーナーでは、限られた時間や予算の中で、ゼミ生同士で考えた案を形にしていくことで、ボランティアとして参加する私たちに求められることを考える機会になった。当日は地元の方々は温かく接してくださり、楽しみながら交流できたので、ゼミ生もそれぞれ達成感を得ることができた。普段のゼミ活動とは一味違い、ボランティア活動を通してより実践的にまちづくりの場に関わり、被災地の復興の現状を学ぶ貴重な機会にもなった。今後も新地町での活動を通して、多くのことを学んでいきたい。
(3年 小椋有紗)
-
UDCしんちブース -
調査した「新地の魅力」を貼りだす4年生 -
ゲームコーナーを盛り上げる3年生