社会学部社会情報学科の専門教育科目「ボランティア活動入門A(担当教員:土屋依子)」では、新宿名産の伝統野菜「内藤とうがらし」を通じて地域を元気にする活動「内藤とうがらしプロジェクト」に参画しています。
本年度は、新宿キャンパス内での「内藤とうがらし」の栽培のほか、戸山公園内でとうがらし栽培後の「土を再生」する「土・サステナステーション」の活動にも取り組みました。
また、7月8日(土)に大久保公園で開催された「新宿を元気にする」地域プロレスイベント「新宿バトルエイド2023」にて、内藤とうがらし商品の販売や募金活動も行いました。
伝統野菜の保全と継承に取り組む専門家の方、新宿を愛し盛り上げようと活動する区内事業者の方々、成城中学・高等学校の生徒の皆さんとの交流を通じて、まちづくりへの多様な関わり方を学び、地域課題の解決策の実践にチャレンジしました。
<学生の感想>
- 活動を継続させるためには循環させることが重要であることを「土・サステナステーション」の事例を通して学ぶ事ができました。今回の活動により今まで接点のなかった、成城中学・高等学校や戸山公園の方々などとの交流も深める事ができたため、このようなプロジェクトを遂行する上で地域連携を行うことは地域や住民の方を巻き込むことにもつながると思いました。
(社会情報学科3年 佐久間楓) - 私にとって「内藤とうがらしプロジェクト」は刺激的な活動となりました。私がこの実習で出会った方は皆さん新宿に対して愛を持っていました。新宿にずっと住まわれている方や新宿が好きな方が集まって活動されているからこそ知っている新宿の魅力や新宿の知識があるのだと思いました。この実習を通して私も地元に何か貢献したいと思うことが増え、何か活動できることはないかと思うようになりました。
(社会情報学科2年 佐々木蒼音)
内藤とうがらしの学内栽培
当番制で水やりを行ったほか、追肥や葉の虫よけの消毒などを行いました。連日の猛暑の時にはこまめに水をやり、曇りが続いた時は日なたに鉢を移すなど、生育環境に注意を払いながら育てています。
今田新聞店とイオンフードスタイル西新宿店の見学・ヒアリング
プロジェクトに参画する区内事業者の方(小売店、新聞店、飲食店)を訪問し、活動目的や意義・役割についてお話を伺いました。
戸山公園「土・サステナステーション」での「バイオネスト」づくり
「バイオネスト」とは、枯れ枝や落ち葉を栽培後の土に混ぜて、鳥の巣のように丸く囲み「自然の力」で土を生きかえらせる方法です。7月15日には、ともに活動した成城中学・高等学校の生徒の皆さんと活動報告・交流会を開催しました。
「新宿バトルエイド2023」での活動
今田新聞店のみなさんと内藤とうがらし商品を販売し、プロレスラーの皆さんと募金活動を行いました。