社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品業界の実務家をお招きし、ブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。
11月9日(木)の授業は、カゴメ株式会社 健康直送事業部 松村國臣氏をお招きし「カゴメと通販事業」と題してご講演いただきました。
日常的にスーパーやコンビニで見かけるカゴメ商品ですが、実は通信販売におけるビジネスも展開しています。
カゴメが取り組んでいるのは、野菜・果実飲料や健康食品といったカテゴリーに集中して通販事業を展開する、単品リピート通販というビジネスです。店頭販売とは異なり、消費者に対して商品を直接販売し、受注や配送・代金請求なども行っています。
手間暇がかかりますが、広告を出稿した後の顧客の反応がダイレクトに分かるなどのメリットもあり、特にコロナ禍などで大きな伸びを記録したビジネスになります。
学生たちからは以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
- 商品に対する細かい部分まで考えつくされており、パッケージ・デザインだけでなく段ボールまでも細かに設計し、商品がより記憶に残るようマーケティング戦略を行っていることを学んだ。
- 商品の内容、パッケージ、価格、ネーミングにまでこだわることで、高級感が生まれているのだと思った。
- 店頭に置いている商品ではなく、通信販売という手法をとることでリピーターを増やすことができることを学んだ。
- ターゲットを50~70代に設定し、彼らに合わせた広告やパッケージなどさまざまアプローチを工夫していることに驚いた。
- 私はセロリが苦手だが、実際に「つぶより野菜」を飲んでみてスラスラとおいしさを感じながら飲めたことに驚いた。