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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」授業レポート "ケンタッキーフライドチキンのマーケティングについて"

社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品業界の実務家をお招きし、ブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。

1月11日(木)は、日本ケンタッキーフライドチキン株式会社 マーケティング部マーケティング推進課 石田浩二氏をお招きし「ケンタッキーフライドチキンのマーケティングについて」をテーマにご講演いただきました。

「クリスマスといえばケンタッキー」といわれるほど、チキンに強いイメージを持つケンタッキーフライドチキンですが、昼食市場ではバーガー類の約1/10の市場規模しかないことが課題でした。
実はケンタッキーフライドチキンもチキンをバンズで挟んだメニューを提供していました。ところが、名称が「〇〇サンド」であったため、バーガーを扱っていないと思っている消費者も存在していました。そこで名称を「〇〇バーガー」に改め、同時にメニューを2品から5品に増加させました。結果、さまざまなメディアで取り上げられ、認知率と売上を上げることに成功しました。

学生たちからは以下のような感想が寄せられました。

<学生の声>
  • チキンの話と思っていたが、意外なバーガーの話が聞けてとても面白かった。
  • お祝いの日にしか買われにくいという問題点を理解し、それを日常的に買ってもらうように考え、バーガーの強化をしたという話に強く納得した。
  • 他社との差別化も図りながら、オリジナリティを大切にすることが重要であることを学んだ。
  • サンドからバーガーに名前を変えた成果を知り、名称変更の効果と重要さを知った。
  • 日常使いをしてもらうために、サンドをバーガーに変更したことを知り、「ケンタッキー = チキン」のイメージを覆す大胆なマーケティング施策をとったことに驚いた。
  • 利用率を上げるために味を変える会社もあるが、根本的な味を変えずにラインナップを増やしたり、名称を変更するなど、マーケティング戦略に違った着眼点があることに関心を持った。