社会学部社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、各業界で活躍する実務家をお招きし、ファッション産業の最前線についてお話しいただく講義型の授業です。
5月20日(月)は株式会社伊勢半コミュニケーション本部本部長 大町龍氏、広報宣伝部副主事 日下部かおり氏にお越しいただきました。
伊勢半グループは1825年に創業されました。江戸時代から変わらぬ製法で紅の伝統を守り続けながら日本の女性用化粧品メーカーとして最も長い歴史を持っています。
一方で多くの人の心を掴む、画期的な商品やプロモーション活動など、革新的な取り組みも行っています。
今回は伊勢半グループのマーケティング・ブランディング戦略について、さまざまな角度から学ばせていただきました。
現場の最前線で活躍されている大町氏の臨場感ある講義と、「ヒロインメイク」シリーズの商品を実際に手にした学生は、多くの学びを得て充実した表情でした。
<受講生の声>
- 講義を受けて、パッケージ内でいかにインパクトを与え特徴を説明するか、時代に合わせたブランドをどのように認知してもらうかを考える際に、社会的な状況に応じながらも「らしさ」を大切にすることの重要さを感じました。
- メイクとヒロインのイメージの親和性が高く、ヒロインが常に美しくあるというイメージには納得しました。まつ毛美容液のキャッチコピーでは「休むこと」に着目し、目元重視のヒロインメイクがまつ毛を休ませるという発想が面白かったです。広告もキャッチコピーも消費者に伝わりやすい工夫がされており、その観点を大事にしようと思いました。
- フック付きラックに掛ける販売スタイルが「普通」、「当たり前」に思っていたが、顧客が自分で選ぶというスタイルを伊勢半グループがはじめたと知り驚きました。今回の講義を通して、商品を開発するためのプロセスや発想があり、多くの人の共感を呼んでいるのだなと感じました。
- 高校生のころから使っている「ヒロインメイク」の話が詳しく聞けてとても楽しかったです。商品の消費者としてブランド戦略の話を聞き、実際に「ヒロインメイク」に思っているイメージと重なっていてプロモーションの重要性を感じました。