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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「ファッションブランド・ケーススタディ2024」授業レポート"ナイガイのSDGsの取り組み/ナイガイのユニバーサルデザインとフェムテック"

社会学部社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、社会で活躍する実務家をお招きし、ファッション産業の最前線についてお話しいただく講義型の授業です。
6月10日(月)の授業では、株式会社ナイガイ 技術開発部開発課課長 森一章氏、広報室 三浦良子氏にお越しいただきました。

株式会社ナイガイは1920年に創業し、日本を代表する靴下(ソックス)、ストッキングなどのレッグウェア、アンダーウェアなど繊維製品の企画製造販売を行っています。
近年はSDGsの取り組みとして、ユニバーサルデザインやフェムテックに関連した商品も発表されています。
今回は「ユニバーサルデザイン」「フェムテック」など、今後私たちの衣生活を大きく変える可能性があるトピックスについて、丁寧にご講義いただきました。
受講した学生たちはファッション産業が消費者の生活に寄り添い、豊かにする存在であることを、森氏のお話から理解を深めることができました。
また、質疑応答も積極的に行われ、活気のある講義となりました。

学生からは以下のような感想が寄せられました。

<学生の声>

・普段何気なく履いている靴下には足の保護や保湿性、丈夫さ、クッション性などのさまざまな機能があることを知りました。そして、質疑応答で好きな靴下の特徴をお伝えするとそれに適した機能をおすすめしていただき、素晴らしいと思いました。

・ナイガイのように女性特有の言いにくい悩みを企業が解決しようと取り組んでくださることで、わたしたち女性が悩みを打ち明けやすくなる環境が生まれる第一歩になるのではないかと思いました。それは男性やもちろん女性同士でも理解が深まり、「人に優しい」というサスティナブルの取り組みが実現されていくと感じました。

・常に成長を続けるため日々新技術や商品開発に力を入れており、市場の変化に柔軟に対応している点にとても感激を受けました。

・フェムテックに関する商品では、私自身女性として生まれてきたのですが、その悩みが日々生活する上で当たり前のように付きまとっているため、悩みだと認識出来ていないということに気が付きました。これらのように、誰もが自分の意見や悩みを発言でき過しやすい環境になるためには、ナイガイはじめ、あらゆる分野の方がSDGsの理念である「誰一人取り残されない」を意識した取り組みが重要と感じました。

  • ※ フェムテック:Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語。女性がかかえる健康の課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスのこと。
  • ※ ユニバーサルデザイン:誰もが利用しやすく、暮らしやすい社会となるように製品やサービスなどを提供していこうとする考え方のこと。