社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品・製薬業界などの実務家をお招きし、現実のブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。
10月31日(木)の授業は、エバラ食品工業株式会社 商品開発部 商品開発一課 石渡宏美氏をお招きし「新市場創造型商品(MIP)プチッと鍋 開発の秘話」についてご講演いただきました。
"プチッと鍋"は個食ニーズの高まりを受け、「ポーションタイプの鍋の素」として開発されました。
ポーションタイプを採用した背景として、消費者が使い慣れた形状であることや、売り場での存在感を際立たせられることであったと説明いただきました。
今回の講義を通じて、学生たちは市場創造のための戦略と商品の差別化の重要性について学ぶ貴重な機会となりました。
学生たちからは以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
・今回、商品開発の裏側のお話を聞くことができ、とても充実した時間を過ごせました。
・"プチッと鍋"の商品力を上げるために、さまざまな工程を踏んで商品開発をしてきたことが伝わりました。
・商品力だけではなく、販売力や広告も重要な視点として商品開発に取り組んでいることが学べました。
・"プチッと鍋"を液体で作るのに苦労したというお話で、なぜ固形で作らないのだろうと考えていましたが、その理由を聞きとても考えられているなと思いました。
・"プチッと鍋"はパウチタイプの鍋の素を凝縮すれば商品になると考えていましたが、凝縮するのに高度な技術を必要とすることが分かり驚きました。