社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品・製薬業界などの実務家をお招きし、現実のブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。
11月7日(木)の授業は、カゴメ株式会社 健康直送事業部 松村國臣氏をお招きし「カゴメと通販事業」と題してご講演いただきました。
松村氏からはカゴメの通販事業における単品リピート通販の特徴や、コンビニやスーパーで取り扱わないメリットやデメリットについて解説していただきました。
特に「つぶより野菜」は、原材料を国産野菜にこだわった以外にも、パッケージやダンボールにも工夫を重ね、購入者が納得感を得られるよう開発を行ったとのことでした。
松村氏は、こうした細部にわたるこだわりが「お客様との接点」を大切にするカゴメ通販事業の特徴であると説明しました。
学生たちからは以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
・普段当たり前のように購入していたカゴメのケチャップや野菜生活など、さまざまな商品にはたくさんのマーケティング戦略が行われていたことを知り驚きました。
・「つぶより野菜」を飲んだ時とてもびっくりしました。つぶつぶ感があり味もしっかりしていて、商品企画・開発担当者のこだわりが伝わりました。
・通信販売はただ売るだけではなく最初から最後まですべて自分たちで管理できるメリットがあることを知りました。
・「つぶより野菜」のネーミングやデザイン案など、「どうしたら伝わるか」など、いくつも候補を出されていて、ターゲットに商品を届けるための広告やブランディングに、企業の方はここまで考えられているのだと感心しました。
・今回の講義を通じて、カゴメがマーケティングにおいて「顧客視点」を大切にしていることがとても理解できました。