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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」授業レポート "ローソンの商品開発事例とこれから"

社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品・飲料業界などの実務家をお招きし、現実のブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。

12月5日(木)は、株式会社ローソン インキュベーションカンパニー 鈴木嘉之氏をお招きし「ローソンの商品開発事例とこれから」をテーマにご講演いただきました。

現在では「コンビニスイーツといえばローソン」と言われるほどの地位を確立していますが、15年前は違っていました。
来店客の多くが男性だったため、スイーツも男性向けの商品が中心でした。
しかし、洋菓子市場全体では女性の顧客が多いという点に着目し、ターゲットを「男性」から「女性」へと変更し、本格的なスイーツの開発に注力しました。
クリームの品質を改善し、ついで買いが中心だった購入行動を「目的買い」へと変化させることに成功しました。

学生たちからは以下のような感想が寄せられました。

<学生の声>

・たくさんのコンビニがある中で、各社の強みやブランド商品を作りあげることはとても難しく、時間のかかることで大変な事だなと思いました。

・コンビニ業界での1位を目指すのではなく、デザート市場全体での1位を目指すことで、ターゲットを女性にしぼりマーケティング戦略を実践していったことが挑戦的であると感じました。

・コンビニエンスストアという身近な存在であるからこそ、時代の流れやーズに敏感に反応することが大切であり、もし遅れることがあればそれは「命取り」になることを学びました。

・「専門店のスイーツが好きな20~30代の女性」という明確なターゲットを選んでいることや、コンビニ市場ではなく、より大きな洋菓子市場の中で競争したことなど、何気なく利用していたローソンの知らなかった部分を知ることができました。

・「コンビニ・スイーツといえばローソン」というイメージがあります。そのイメージの筆頭候補がプレミアムロールケーキだと思いますが、そのイメージを確立するためにどのようにして商品開発を行ったのか、工夫や困難、人気の仕組みなどとても分かりやすかったです。