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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「ファッションブランド・ケーススタディ2025」授業レポート:伊勢半グループ200周年ブランディングとヒロインメイクマーケティング戦略

春学期に開講された社会学部社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、各業界で活躍する実務家をお招きし、ファッション産業の最前線についてお話しいただく講義型の授業です。

7月14日(月)の授業では、株式会社伊勢半 コミュニケーション本部の大町龍氏にお越しいただきました。本年度でグループ設立200周年を迎える同社のブランディングや、ティーンから幅広い世代に愛される「ヒロインメイク」シリーズのマーケティング戦略について、大変貴重なお話を伺いました。

学生からは、以下のような感想や意見が寄せられました

<学生の声>

・大好きなヒロインメイクは2005年からあり、同い年であることもうれしかったです。他にも、「自信を持てるきっかけを作るため」という想いも知り、私自身も伊勢半さんのコスメを使うことで自分にポジティブな印象を持てるようになったと感じました。

・パッケージやSNS上でキャラクターを活用したコミュニケーションなど、ただ製品を売るだけではなく、世界観やストーリーを伝える姿勢が印象的でした。こうした情報発信によって、共感や話題が広がるのだと実感しました。老舗でありながらも新しい価値を追求していく姿勢を感じました。

・ブランディングにおいて、社外と社内の両軸の取り組みが肝心だという気づきを得ました。ブランディングを考えるときは、顧客への働きかけにしか目が向いていませんでしたが、社外と社内双方の認知度を高めることで、ブランド価値向上の相乗効果が期待できることが分かりました。社員が満足度高く働き、企業に誇りを持っていることを顧客に伝われば、より魅力的な企業として映ると思いました。

・お客様の「いちばん欲しい」に答え続ければ、企業としても成長できるはず!という発想がすごいと思いました。私は授業で商品を考えた経験がありますが、消費者が何を求めているのか、どのようなものがあったら喜んでもらえるのかを考えることは、非常に難しいと感じていたからです。

・今回の授業で、化粧品を通して消費者の自己表現や感情に寄り添うブランド戦略を学びました。サステナビリティに真摯に向き合う姿勢は、商品を超えた企業価値の重要性を示しており、今後の化粧品業界に求められる在り方を提示していると感じました。