題目:
大学一般選抜における英語民間試験導入の問題
- 日時:2023年7月28日(金)18:40~20:00
- 場所:目白大学新宿キャンパス 8号館3階08300教室
アクセス - 参加方法:当日、直接教室までお越しください。
- 講師:黒川智史(都留文科大学文学部英文学科 専任講師)
- 要旨:「大学入試のあり方に関する検討会議」の提言(2021)において、大学入学共通テストにおける4技能試験の開発可能性について「質の高い採点者の確保や正確な採点の担保等、記述式問題の採点と同様の問題や面接官・試験室の確保等の実施上の課題が生じるため、その実現は、技術の飛躍的進展や社会の理解がない限り困難であると言わざるを得ない(p.26 下線は筆者)」と記されている。それゆえ、現状、大学入試において、「英語で話すこと」の導入を検討する段階に到達しておらず、制度的な問題に加えて、日本の言語教育の本質的な理念や教育の実情に関する検討が必要であると考察される。そこで本稿は、英語民間試験導入決定から導入を断念するまでの経緯を公開されている資料などをもとに調査し、政財界の問題、政策決定に関わる構造上の問題、学校教育の現状と問題に分けて考察した。
- 連絡先:目白大学外国語学部 時本真吾(
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