DX副専攻
新宿キャンパス共通科目
DX基礎セミナー
担当:平山 秀昭教授(メディア学部メディア学科)
中村 裕一郎教授(経営学部経営学科)
平山ゼミ・中村ゼミ合同でGoogle Cloud / Vertex AIを実践
DXアーキテクトの育成を目指して
DXとは、デジタル技術を用いてビジネスをトランスフォームする、つまり、劇的によくすることです。本ゼミでは、①企業のビジネス戦略を理解する力、②データドリブンな思考力、③デジタル技術で解決するセンス、④AIで実現可能なこと、不可能なことを理解する力を身に付けたDXアーキテクトの育成を目指しています。
Google Cloud/Vertex AIの実践
今回、「DX基礎セミナー」平山ゼミ・中村ゼミ合同で、AIの仕組みを学んだ上で、Google CloudのVertex AIを使った画像認識実験を実施しました。
最初に、いわゆるAIと言われているディープラーニングという技術について学び、その上で、Google CloudのVertex AIというディープラーニングのサービス(ツール)を実際に操作しました。
まず、名前が同音の3人(例:〇〇沙羅、〇〇サラ、Sarah・〇〇)の画像認識を行うモデルを作り、次に、画像データを使ってモデルを学習させました。
最後に、学習したモデルを使って、その3人を判別するという画像認識の実験を行いました。仕組みを学び、そして実際に触れてみることで、ディープラーニングとはどのようなものなのかを真に理解することができます。
今、ゼミの学生たちは、「このビジネスに、このAIを使ったシステムを導入することは効果的なのか?(投資対効果が見合うのか?)」という事例について議論し、今学期を締め括ります。
学生の声
・DX副専攻のゼミを受けて、AIやDX関連についての知識が増えたのですごく楽しいなと感じています。他学科の学生と議論をするのは、同じ学科の学生とゼミなどで議論するのとは違い、さまざまな視点からの意見を聞けることができるので毎回勉強になっています。出される課題について自分の意見をきちんと伝える大切さや、相手の意見を聞いてお互いの意見を良い発表に繋げること、発表時にわかりやすいグラフや資料を作ることなど初めてのことが多く学べることが多いです。将来、このゼミで習得したことが役立つだろうと感じながら、毎回新しい経験ができるので楽しみなゼミになっています。
・DX副専攻ゼミでは、一般的なゼミと同じく教科書の輪読があり、またMacを用いたデータ分析の実習もある点が印象的でした。ゼミ生は比較的少人数のため、先生との距離が近く、気軽に質問しやすい体制となっていてよいと感じました。
・これまでの企業分析は事業内容がメインで、経営状況の分析はあまりしてこなったので、経営学科の学生の多様な分析方法に驚くことが多いです。また、地域社会学科の学生の輪読用資料のまとめる力は実践式だと感じました。
・現代の経済における座学とMacで行う実技がこのゼミに入らなければできなかったので、いい経験になりました。