5月18日(土)、人間学部児童教育学科の専門教育科目「介護等体験実習」で、障害者スポーツの専門家である戸山サンライズの廣田清志氏をお招きし、障害者スポーツの実技体験を行いました。
「介護等体験実習」は、小・中学校の教員免許を取得するために必要とされる科目の1つで、障がい者や高齢者の支援や福祉の制度について学ぶとともに、特別支援学校と社会福祉施設で計7日間の実習を行う科目です。
今回はまず廣田先生による「障害への理解を深める」と題した事前講義の中で、障がいを持った方たちとより良い共生社会築くための方法等について学びました。
講義後は体育館に移動し、廣田氏のご指導の下で障害者スポーツの実技体験を行いました。車椅子バスケで使用する専用の車椅子についてのご説明を聞いたり、ボッチャで使うボールを実際に投げてみたり、障害者フライングディスクを体験しました。
障害者フライングディスクについては、飛距離を競う「ディスタンス」と、5m(または7m)離れたゴールにディスクを投げ入れる正確さを競う「アキュラシー」の2種目を行いました。
「アキュラシー」ではさらに、視覚障がい者の方たちの状況を理解するために、アイマスクをつけてフライングディスクを投げてみました。
ディスクを投げる学生とディスクを渡す学生、そして投げる方向を教える学生、投げたあとのディスクを拾う学生に分かれて、お互いに掛け声を掛け合いながらゴールを目がけてディスクを投げました。
アイマスク無しの時は順調にゴールに投げ入れることができていた学生も、アイマスクをした状態では難しかったようです。
体験した学生からは、「障害者スポーツ、障がい者との共生社会を理解する上でとても貴重な経験になった」等の感想が寄せられました。
学生たちは、7月から来年1月にかけて、特別支援学校(2日間)と社会福祉施設(5日間)の実習に臨みます。
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パラ競技用車いすの特徴等について説明 -
「障害への理解を深める」と題した
廣田氏(戸田サンライズ)による事前講義 -
車椅子を実際に使用してみます -
障害者フライングディスクの「アキュラシー」に挑戦
ゴールは目の前ですが正確に投げ入れるのは
結構難しい・・