平成29年度の科学研究費助成事業(科研費)の配分が文部科学省から発表になり、目白大学は39件の研究課題が採択されました(新規及び継続の合計、補助金額45,890千円)。この採択件数は、今年度に科研費を採択された私立大学565校中118位で上位21%に位置します。本学の規模や医学部・理工系学部を持たない点を考慮すると、本学の教員が教育面に加えて研究面でも積極的に取り組んでいることが現れています。
採択内容を見ると、「観光学」細目で過去5年間の新規採択(累計)が全国3位、今年度採択の女性研究者比率が全国10位(56.4%)とトップ層に位置しています。平成26年度の「臨床心理学」細目では私大1位(全国6位)となるなど、多様な分野で継続的に研究課題が採択されています。
本学では、こうした成果を生むための基盤として、学内の競争的資金として「特別研究費」制度を設け、また科研費新規採択者に研究費を追加配分し、研究期間終了後は「成果発表会」を開催するなど多方面から研究をバックアップする仕組みを作ってきました。今後も、本学の基本理念である「育てて送り出す」教育活動と並んで、研究活動にも積極的に取り組んで参ります。
平成29年度 目白大学における科研費配分 | |||
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採択件数 | 39件 | 私大・大学院大学(565校) | 全国(1,300研究機関) |
118位 (上位21%) |
275位 (上位25%) |
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配分額 (直接費+間接費) |
45,890千円 | 143位 (上位26%) |
336位 (上位26%) |
女性比率 | 56.4% | 5位 | 10位 |
・「平成29年度 科学研究費助成事業の配分について」(平成29年10月 文部科学省研究振興局)より
・「採択件数」及び「配分額」の順位は本学でデータ整理のうえ算出