7月22日(土)、新宿キャンパス構内にある目白学園遺跡(落合遺跡)の紹介と公開を目的としたイベント「第18回 目白学園遺跡フェスタ-ふれて・歩いて体感 まちの遺跡-」が開催されました。
毎年恒例のこのイベントは、新宿区の後援を受け、地域社会学科を中心とした目白学園遺跡フェスタ実行委員会が主催し、落合地区の夏の風物詩となっています。古くから目白学園遺跡に親しんでくださっている地域の歴史好きの方、歴史や環境、まちづくりに取り組んでいるNPO法人の方たちと連携し、20名以上の学生サポーターが運営に携わる地域交流型のイベントで、約100名の方が来場しました。
当日は、天候に恵まれ、大人も子どもも汗をかきながら「火おこし体験」や「まが玉づくり」に熱中!「キハダ」や「茜」など、古代からの染料でハンカチを染める「縄文染遊び」では、染模様の偶然性を味わい、染のまち落合・中井にちなんだ体験に大満足の様子でした。また、エゴマやどんぐりの粉で作る「縄文クッキー」は今年も大人気で、去年より美味しい! との常連さんの声も聞かれました。
地域社会学科の鈴木章生教授らと目白学園遺跡周辺を巡る「ブラおちあい」も好評で、参加者は地域の歴史について新たな知見を得る貴重な時間を楽しみました。國學院大學文学部の谷口康浩教授を講師に迎えた講演会「環状集落と縄文社会」は20名以上の方が聴講。盛んに質問が寄せられる熱気あふれる講演会となりました。 そのほか、出土品の展示や古代のさまざまな技術を体験するブースも大人気。お年寄りから子どもまで多くの方が歴史見聞を楽しんだ本イベントは、今年も盛況のうちに幕を閉じました。