目白大学さいたま岩槻キャンパスでは、平成30年度地域連携事業活動の1つとして「埼玉県車いすテニス協会」との連携を行っています。本学「SPISチャレンジ制度」の平成28年度認定企画で一緒に活動したことをきっかけに、連携は平成29年度からスタートし、今年で2年目となります。
「埼玉県車いすテニス協会」と連携している活動は、主に3つです。
さいたま岩槻キャンパスでの練習会
(月1回:土日に定期開催)
車いすテニスプレーヤーだけではなく地域のテニスプレーヤーも一緒に練習して普及や交流を進めています。さらに本学からはスポーツサポーティング研究会も参加してプレーヤーのコンディショニングを実施して経験を積ませてもらっています。半年に1回は交流を中心とした大会も予定されています。5月は車いすプレーヤー10名、地域のプレーヤー10名、教員3名、スポーツサポーティング研究会の学生10名が参加し健常者と車いすプレーヤーがダブルスを組むニューミックス形式のゲームなどを行いました。
さいたま岩槻キャンパスでの平日練習(毎週)
同協会参加者の中には東京パラリンピックでメダルを目標として活動している選手や元パラリンピック経験者もいます。平日は練習場所や相手を確保するのが難しいという事情もあり、地域のテニスプレーヤーの支援を受けながら平日練習を実施しています。5月は車いすテニス日本代表監督の中澤吉裕さんも選手のコーチで大学コートに来てくださいました。
埼玉県車いすテニス協会主催のテニス大会の支援
スポーツサポーティング研究会がブースを出展したり、ボールパーソンを引き受けたりと運営に協力します。今年は10月20日~21日で開催を予定しています。
活動を担当する言語聴覚学科の櫻井健太専任講師は「大学テニスコートが車いすプレーヤーと学生、そして地域のテニスプレーヤーたちの交流の拠点になることが理想です」と話し、「今後は車いすプレーヤーと模擬患者などの大学教育活動への協力ができないかを模索していきたいです」とのことでした。
今後も、さまざまな場面で連携していける可能性がありそうです。