例年、さいたま岩槻キャンパスでは学内の竹を活用した地域交流イベント流しそうめんを毎年夏に開催していましたが、今年はイベントの性質上の実施は難しく中止としました。
しかし、中止で終わりにせずに、できることをしようと考えて、岩槻キャンパス内の竹林で切り出した竹を使って、1~4mのレーン竹とそれを支える三脚竹でできた「家庭でできる流し素麺コースキット」を製作・配付することにしました。
この夏は地域の皆さんに自宅で流し素麺を楽しんでもらおうという企画です。学生ボランティアは集まれないので担当教員のみですが出来る範囲で活動しています。
岩槻区の情報誌「らうんじ」と自治体の掲示板で告知したところ40組ほどの申し込みがあり、出来上がり次第お渡ししています。個人だけではなく老人ホームや放課後デイサービスなどの施設からの申し込みもありました。
ここまでで渡したレーン竹の長さは100m以上になりました。受け取った方々からは流し素麺を楽しんでいる写真を送ってもらいました。お子様から直筆のお手紙をもらうこともあり、夏の思い出を作ってもらえてうれしいです。使用した竹は希望があれば回収して竹炭にしています。
コロナ禍で来年度以降のイベントも継続できるかは未定です。それでもできる形で地域との交流を続けていきたいと考えています。
この活動は言語聴覚学科の櫻井健太専任講師と作業療法学科の永野真紗恵助手が担当しています。
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告知に使用したキット写真 -
引き渡しの様子 左:櫻井専任講師 -
子どもがいる家庭に大人気です