7月22日(土)、地域連携活動の一環として、新宿キャンパス構内にある目白学園遺跡(落合遺跡)の紹介と公開を目的としたイベント、「第22回目白学園遺跡フェスタ~おまたせしました 遺跡フェスタ復活です~」が開催されました。
タイトルの通り、昨年度は感染症の影響により、10月に桐和祭(学園祭)内のミニフェスタという形での開催となりましたが、今年は完全復活!目白学園遺跡フェスタ実行委員会主催のもと、新宿区の後援を受け、近隣在住の歴史好きサークルやNPO法人スタッフ、染色工房、学生サポーターなどが運営に関わり、さまざまな体験コーナーや遺跡の解説を行う地域交流型のイベントで、約150名の方が来場しました。
当日は天候にも恵まれ、大人も子どもも「土器土面づくり」や「まが玉づくり」に熱中!「キハダ」や「べにばな」「藍」など、昔からある染料でハンカチを染める「縄文染遊び」では、染模様の偶然性を味わい、染のまち落合・中井にちなんだ体験に大満足の様子でした。また、エゴマやどんぐりの粉で作る「縄文クッキー」はおいしいと好評で、「火おこし体験」はなかなか火が起きないながら、原始的な方法で一生懸命チャレンジする姿が多く見られました。
葛飾区教育委員会学芸員の谷口榮氏を講師に迎えた講演会「文明開化と大森貝塚」は子どもからお年寄りまでさまざまな年代の方が聴講、興味深そうに講義内容に聞き入っていました。 そのほか、出土品の展示や実際に出土品に触れられるコーナー、縄文時代に使われていた布・編布(あんぎん)編み体験、貫頭衣を着て記念撮影するブースも大人気。多くの方が歴史見聞を楽しんだ本イベントは、今年も盛況のうちに幕を閉じました。
参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
目白大学は今後も地域の方に楽しんでいただけるイベントを開催しますので、ぜひまた大学に足を運んでみてください。
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削って削ってまが玉づくり -
鮮やかな縄文染ハンカチ -
土器土面づくり どんな形になるかな? -
講演会「文明開化と大森貝塚」 -
火おこし体験にチャレンジ! -
編布(あんぎん)のしくみの説明中