6月29日(土)、目白大学新宿キャンパスにて第9回「染の小道」フォトコンテスト表彰式が開催されました。
本学新宿キャンパスがある新宿区落合・中井地域を中心に毎年開催される「染の小道」は、この地域の地場産業である染色業を軸に、まちの活性化を目指して始まりました。すっかりまちの風物詩となったこのイベントの風景を後世に伝えていくことを目的として、本学ではフォトコンテストを開催し、今回で9回目を迎えました。
第9回「染の小道」フォトコンテスト受賞作品
- 目白大学賞:「反物が川面を彩る」小池 基夫さん
- 一般部門 優秀賞:「そめいろ」辻 政紀さん
- 学生部門 優秀賞:「こぼれ落ちる希望」兪 心彤さん
- 入賞:「真っ直ぐな光景」斎藤 力さん
- 入賞:「江戸の名残り」鈴木 京子さん
- 審査委員特別賞:「いらっしゃいませ~」青木 春菜さん
- 染の小道実行委員会賞:「「染の小道」へようこそ!」関口 由美さん
表彰式は、今野裕之地域連携・研究推進センター長の開式の言葉からはじまりました。
「写真」によって昔の人々の生活や風景が今に残り、「写真」を通じて過去・現在・そして未来に思いを馳せることができるように、創立100周年を迎えた目白学園や、今や地域を代表するイベントとなった「染の小道」が更に次の100年、次の時代へ向かっていくものとなっていくよう期待を込めた挨拶となりました。
賞状授与
その後の賞状授与では、受賞者に表彰状が授与され、撮影時のポイントや受賞の感想などを1人ずついただきました。受賞者の方々のお話からは、それぞれが写真を楽しんでいる様子や、「染の小道」に親しみをもっている様子がうかがえ、改めて「染の小道」がこの地域の風物として根付いていることが感じられました。中には、第1回のフォトコンテストから毎回応募いただいている方もおり、フォトコンテストが少しずつ年月を積み重ねていることも実感できました。
講評
来賓のごあいさつ
原繁特別審査委員からの講評では、受賞のポイントや、写真を撮る際のテクニックについて、各作品を見ながら解説があり、受賞者だけでなく、会場の全員が熱心に聞き入っていました。また、丸山博史「染の小道2024」実行委員会会長からは、「『染の小道』は実行委員会やスタッフ、地域住民・企業だけでなく、フォトコンテストをはじめイベントに参加する方々が一つの柱となり成立している。今後もご支援をお願いしたい」とお言葉をいただきました。
懇親会
表彰式後は、展示された受賞作品を鑑賞しながら、撮影時のエピソードや写真撮影の技法について言葉を交わしたり、「染の小道」イベントについて意見を交換したりと、参加者間で闊達な交流を行う姿が見られました。和やかであたたかな雰囲気の中、表彰式は終了しました。
次回、「染の小道」フォトコンテストは10回目の開催となります。10回という節目にふさわしい、皆さまに喜んでいただける内容を検討しておりますので、どうぞご期待ください。