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会場の様子
7月24日(金)、目白大学外国語学部中国語学科は、2026年度公開講座(第1回)「台湾有事―言説に踊らされる世論と現実の脅威―」を開催しました。当日は、学内外から多くの方々にご参加いただき、「台湾有事」を巡る現状と課題について理解を深めました。
講師は、中国語学科の五十嵐隆幸准教授が務めました。講演では、近年広く語られる「2027年中国台湾侵攻説」や「台湾有事」という言葉がどのような経緯で広まったのかを歴史的に整理するとともに、台湾海峡問題を軍事だけで捉えるのではなく、歴史、中国政治、台湾社会、国際政治など多角的な視点から考える重要性について解説しました。また、「中国は台湾に侵攻するのか」という問いだけではなく、「なぜ70年以上にわたり大規模な戦争が回避されてきたのか」という視点から、台湾海峡の平和と安定を支えるメカニズムについても紹介しました。
講演後には、台湾から中国文化大学国際・外国語学院日本語文学系の副教授である黄美恵氏をコメンテーターに迎え、トークセッションを行いました。黄氏からは、台湾では「台湾有事」がどのように受け止められているのか、日本社会との認識の違いや、台湾の人々が日常生活の中で感じている現実について紹介していただきました。日本と台湾、それぞれの立場から率直な意見交換が行われ、参加者にとって台湾海峡問題を多面的に考える貴重な機会となりました。
質疑応答では、会場から多くの質問が寄せられ、講師・コメンテーターとの活発な議論が続きました。参加者からは、「メディアで伝えられる情報だけでは見えない歴史的背景を理解することができた」「台湾と日本の認識の違いを知ることができ、大変興味深かった」といった感想が寄せられました。
中国語学科では、中国語教育に加え、中国・台湾を巡る歴史・政治・文化・社会について、広く地域社会へ発信する公開講座を継続的に開催しています。今後も第一線で活躍する研究者や実務家を招き、中国語圏への理解を深める学びの機会を提供してまいります。

