外国語学部日本語・日本語教育学科の鈴木美穂准教授が執筆した『「探究」活動から始める言語文化研究 ツールとワークで問いを立てる』が出版されました。
本書は「探究」から「研究」へと学びを深めるために、日本語学・日本語教育学・日本文学・国語教育学の具体的な事例を題材とした実践ガイドです。アイデア出しからフィールドワーク・発表・評価まで探究活動を幅広くサポートします。
高等学校で必修化された「総合的な探究の時間」では、主体的に課題を発見し、探究活動を通して新たな価値を創造することが目標とされています。これは、大学の研究活動や卒業論文にも通じるものです。しかし、高校まで課題解決型の探究活動を行ってきた人にとっては、言語や文化、「国語」に関連するテーマでどのように探究を進めればいいか、疑問に思うこともあるのではないでしょうか。
第Ⅰ部では、日本語学・日本語教育学・日本文学・国語教育学の具体的な事例を通して、言葉や文化にまつわる「引っかかり」を「問い」へと育て、探究を深めるためのヒントを多数収録しました。第Ⅱ部は、自分の関心を研究へと発展さるためのワークシートやチェックリストを収録しています。
第Ⅰ部と第Ⅱ部を合わせて学習・実践することで、自分の中に芽生えた違和感にじっくり向き合う「閉じられた側面」と、その違和感を他者に問いかける「開かれた側面」の両面から探究を深めることができます。言語文化的な問いを立てるプロセスを通して、論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を養い、「探究」から「研究」へと踏み出すための一冊です。
『「探究」活動から始める言語文化研究 ツールとワークで問いを立てる』
編 著 者 :設樂馨・林貴哉
著 者:加藤祥・鈴木美穂・村山太郎
発 行:大阪大学出版会
出版年月:2026年5月

