目白大学の研心館にて、人間学部子ども学科「保育内容演習(音楽表現)」(担当:佐藤雄紀専任講師)の中間発表会が行われました。
子ども学科の「保育内容演習(音楽表現)」では、保育現場で必要とされる音楽の基礎をさらに固め、子どもたちの前でしっかりと童謡の弾き歌い、歌唱指導ができるようにカリキュラムが組まれています。 目白大学のピアノ教育には以下のような特徴があります。
- アクティブ・ラーニング型の授業で、さまざまな進度の学生同士が教えあい、助け合うことを大切にしています。自分ができるようになったことを、分かりやすく子どもたちに伝えていく保育者を目指す上で、とても大切な経験になります。
- 細かなレベルに分かれたピアノの課題を用意しています。約8割を占めるピアノ初心者をしっかり弾けるようにするだけでなく、「ある程度弾けるから」と入学してから置いていかれがちな経験者・上級者の力も確実に伸ばします。
- ピアノの導入教材としてバスティン(*)を使用しています。バスティンは、すべての曲に標題や挿絵があり、ピアノを始めた初期段階から学習者の想像力をかきたてます。また、多くの曲に歌詞が付いていて、童謡の弾き歌いへのスムーズな移行が期待できます。
- 自由曲も取り入れることで、憧れの曲に挑戦する楽しさを味わえます。自然と表現力も磨かれます。
- 必修の保育内容演習(音楽表現)の履修に向けて、音楽表現基礎Ⅰ、音楽表現基礎Ⅱの基礎科目が開講されています。科目間でしっかりと連携を取り、一貫した教育を行っています。
- 学科教員が作成した、音楽のオンデマンド教材(YouTube)が充実しています。基本的な楽典、ピアノ演奏の基礎、すべての課題曲の練習方法、解説、通し演奏付きの教材で、家でもしっかり予習・復習ができます。
子ども学科の音楽教育では、何より音楽を通じた人間教育を大切にしています。一つのことにコツコツと地道に取り組んだり、ささいな変化に気付けるようになったり、美しいものに心から感動したり、人の痛みに寄り添ったりすることのできる保育者の養成を目指しています。
*バスティン・メソードは、1970年代にアメリカのジェーン&ジェームス・バスティン夫妻により、創始・開発された学習法です。バスティンの楽譜・教材は全ての曲に標題や挿絵があり、ピアノを学び始めた初期段階から表現力や感性を育てます。また、多くの曲に歌詞が付いていて、童謡の弾き歌いへのスムーズな移行が期待できます。