人間学部子ども学科の3年次科目「子どもの健康と安全」では、幼児の健康教育として紙芝居を制作し、クラスで発表会を行っています。
身体の仕組みや働きに関するテーマで5月23日(木)・24日(金)に発表会を実施しました。
健康の維持増進は、まず幼児期から「自分の身体を大切に思い、身体の仕組みや働きに関心を持つこと」から始まります。身体の仕組みや働きの指導には、因果関係を理解し始める5歳頃が最適な時期とされています。また、この年齢では基本的生活習慣が確立する時期でもあります。このような重要な時期である5歳頃に、身体の仕組みや働きを知った上で、生活習慣を身につけていくことが重要です。
5歳児向けの紙芝居として、循環器、呼吸器、泌尿器、消化器、筋肉・骨、血液、免疫、ホルモン、感覚器等、9テーマから1つを選び、指導計画を立案しました。子どもが意欲的に行動できるように、「身体の仕組みや働き」と「生活習慣や生活上の留意点」とを関連づけ、なぜしなければならないかについて、根拠を示した内容となるよう検討しました。
受講生が選んだテーマは、「免疫」、「ホルモン」、「骨・筋肉」が多く、感染予防対策や規則正しい生活、栄養バランスの良い食事等に結びつけ、5歳児が楽しめるストーリー展開で工夫された紙芝居の仕上がりとなりました。
このように、本科目では健康、安全について学びを深め、夏に実施する「保育所実習Ⅰ」等に備えています。
(科目担当者:西山里利)
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教室の風景 -
骨の仕組みと働きについて -
消化管の仕組みと働きについて