11月2日(土)と16日(土)に、人間学部子ども学科西山里利ゼミの3・4年生が特別講義を開催・聴講しました。
11月2日は、子ども学科(西山ゼミ)卒業生でHospital Play Specialist(以下HPS)・保育士の原山千咲氏による講義を聴講しました。
HPS・保育士の立場から、それぞれの役割と実践内容として、遊びの力を生かした具体的な援助方法について、事例を通してお話しいただきました。病気をもち入院を余儀なくされている子どもとその家族に対する援助では、採血時の子どもに対する気そらし技術について模擬体験もしました。
講話後は、HPSが実際に活用されているおもちゃや絵本等を実際に手にとり、使い方等についても教わりました。
11月16日は、就活体験談として、今春卒業した中村文乃氏(社会福祉法人東京児童協会昭和こども園・保育士)と中田萌菜氏(墨田区鐘ヶ淵北保育園・保育士)より話題提供していただきました。
就活のスケジュールや心構え、現在のやりがい等について聴講し、3年生は就活の仕方や時期・流れ、4年生は就職に向けての心構え等、具体的なイメージができたようです。
また、正木夕子氏(社会福祉法人東京児童協会 事務局)と小林弘明氏(墨田区子ども・子育て支援部子ども施設課保育係 係長)より、採用側の立場から、どのような人材を求めているか、採用面接時の視点、学生のうちに身に付けてもらいたいこと等についてもお話しいただきました。後半は、3年生と4年生に分かれて質疑応答を行いました。
身近な先輩の活躍する姿は、ゼミ生にとって進路選択や学業・学生生活を見直す良い機会になるものと考えます。今後も卒業生とのつながりを生かして、西山ゼミでは、子どもの援助・子育て支援や就活について考える機会を設けていく予定です。
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原山千咲氏によるキワニスドールの説明 -
原山千咲氏「HPSの役割と支援の実際」 -
採血場面の援助体験 -
ホスピタルプレイで活用されるおもちゃや絵本の見学 -
中村文乃氏の就活体験談 -
中田萌菜氏の就活体験談